こんにちは! 動画の作り方講師のウチムラワタル(hamochiku旧姓フクモト)です。
今回は、動画制作入門の第1回。
子供のイベント撮影・編集のコツを解説します。
この記事の目次
【撮影がうまくなる解説記事一覧】
(1)初級編「動画の撮影がうまくなる方法、3つのルール・コツ」(2)初級編「3つのルールを基に撮影してみた」
(3)中級編「動画の撮影が、さらにうまくなる方法、1つのルール」
(4)中級編「1つのルールを基に撮影してみた」
(5)上級編「角度・高さを意識しよう」
(6)上級編「編集を意識した撮影」
(7)上級編「実践編」
【子供のイベント撮影・編集のコツ解説記事一覧】
(1)動画制作入門 子供のイベント撮影サンプル動画
今回の作例サンプルは、海で地引網体験をする小学生のイベントです。30秒で短い動画を作ったので、まずご覧になってください。
https://www.youtube.com/watch?v=799kHyOXiRc
動画の全体像について
今回作った動画は全部で11カット30秒。
おおまかにシーンを分けると以下の5シーンです。
(1)冒頭のつかみ(激しい魚のカット)


(2)地引網の様子


(3)網にかかった魚



(4)魚を運ぶ



(5)終わりの様子

30秒なのは、フェイスブックで公開することを前提に作ったので短めにしています。
また、(1)の冒頭のつかみですが、最初の5秒で「続きをみたい!」と思わせたいので動きの激しいカットをあえて入れています。
全体像を2カット撮ろう イベント撮影のコツ(1)
撮影のコツは『動画撮影入門』で紹介しています。しかし、慣れていないとどうしても、自分の子供のアップばかり撮ってしまいがちです。
それだと、そこがどこなのか、誰が何をしているのか分からない動画になってしまいます。
それを回避するために、必ずイベントの全体像を2カット撮っておきましょう。
(1)冒頭に使う全体の画

(2)終わりに使う全体の画です。

この2カットさえ撮っておけば、イベント撮影はほとんど成功と思ってもよいでしょう!
後は近くに寄って撮影をしてみてください。
といっても、夢中になるとついつい引き画を忘れてしまうなので注意してください(笑)
ひきとよりをしっかり撮ろう イベント撮影のコツ(2)
今回、フクモトワタルが撮影したカットは48カット。編集を意識して1カット10秒撮影しています。

もちろん、それぞれ『ひき』と『より』の画を必ず撮っています。
そうすることで、いざ編集をする時、「あ!この画がない!」なんてことがなくなります。
引いて…

よる…!

ひいて…

よる…!

慣れてしまえば、撮影しながら「編集の時、このカットがないとつながらないな…」というのが分かるようになります。
編集の秒数について
編集カットの秒数は以下の通りです。1.地引網の中で暴れる魚(2秒)
2.魚アップ(3秒)
3.地引網ひき(3秒)
4.網を引く子供(3秒)
5.地引網の中で暴れる魚(5秒)
6.かごの中に魚を入れる(2秒)
7.魚のアップ(2秒)
8.かごを運ぶ子供(2秒)
9.箱に氷を入れる(3秒)
10.トラックにつまれた魚の箱(3秒)
11.海から帰ってくる子供たちのひき(2秒)

この動画だと、2秒、3秒、5秒のカットがあります。
5秒のカットは一番盛り上がった地引網の中で暴れる魚の画です。

それ以外は2、3秒で短めにしています。
あまり動きがないカットは短めにしましょう。
音楽BGMについて
今回の動画は音楽を入れていません。しかし、30秒で、各カットも短く切っているので、音楽なしでもストレスなく見ることができます。
もし音楽を入れる場合は音に合わせてカットする方法があります。
その方法は次回の記事で解説します。
それでは、また次の記事でお会いしましょう!
【撮影がうまくなる解説記事一覧】
(1)初級編「動画の撮影がうまくなる方法、3つのルール・コツ」(2)初級編「3つのルールを基に撮影してみた」
(3)中級編「動画の撮影が、さらにうまくなる方法、1つのルール」
(4)中級編「1つのルールを基に撮影してみた」
(5)上級編「角度・高さを意識しよう」
(6)上級編「編集を意識した撮影」
(7)上級編「実践編」