こんにちは! 動画の作り方講師のウチムラワタル(hamochiku旧姓フクモト)です。
今回は、Mac用動画編集ソフトPowerDirector365の基本的なカット編集と書き出し方について解説します。
この記事の目次
PowerDirectorcの使い方記事一覧
■Mac用PowerDirector記事(1)ソフトウェア・機能の紹介
(2)基本的なカット編集
(3)BGMの挿入方法と音量調整、フェードイン・アウト設定
(4)テキストテロップの挿入方法
(5)トランジションの挿入方法
(6)ピクチャインピクチャ(ワイプ)、グリーンバック透過
(7)動画を書き出す方法
・動画編集ソフトランキング
■Windows用PowerDirector記事
・PowerDirector19レビュー
・PowerDirector18レビュー
・PowerDirector17レビュー
・PowerDirector16レビュー
・PowerDirector15レビュー
・PowerDirector14レビュー
・PowerDirector12レビュー
・PowerDirectorアンドロイドレビュー
動画ファイルの読み込み方法
まずPowerDirectorを立ち上げてください。

画面左上にあるライブラリに最初から写真データのサンプルが入っています。必要ないので削除しましょう。
マウスで写真データをすべて選択し、右クリック『ごみ箱に移動』で削除。

次に画面左上の『メディアファイルの読み込み』ボタン→『メディアファイルの読み込み』を選択。

編集に使いたい動画ファイルを選択し、『開く』。

『シャドウファイルを有効にしますか?』と表示されるので『はい』を選択しましょう。シャドウファイルとは、編集に使う素材のサイズを圧縮し、編集時にソフトの動作を軽くする機能です。編集時にはシャドウファイルで画質が下がりますが、書き出し時には元のキレイな素材で書き出されるので、基本的にシャドウファイルはONにしましょう。

動画ファイルが、編集画面のライブラリに読み込まれました!

動画ファイルをタイムラインに挿入する方法
次に読み込んだ動画ファイルを、画面下のタイムラインに挿入していきます。
まずライブラリに読み込んだ動画をダブルクリックして、右のプレビュー画面で内容の確認をしましょう。
問題なければ、その動画ファイルを左クリックしたまま、画面下のタイムラインにのビデオトラック1に挿入します。

タイムラインの拡大・縮小
動画ファイルのサイズによってですが、タイムライン上の動画ファイルが小さかったり、大きすぎたりして表示されている場合があります。そのままだと編集がしづらくなってしまう場合があるので、タイムラインの表示を拡大・縮小し、編集しやすくしましょう。
タイムライン左下の『マイナス・プラス』マークをクリックし、適度な表示サイズにしてみましょう。


小さく表示されていた動画ファイルが、大きく表示されました。
タイムラインの拡大・縮小をうまく使うことで、細かい編集がしやすくなるのでぜひ使ってみてください。特に長い動画を作る場合には、必須の機能です。
動画ファイルの長さをカットする方法
次に、タイムライン内の動画ファイルの長さを1つ3秒程度に短くしてみましょう。
動画ファイルの右端をマウスでつかんだまま、左に移動させてください。黄色い枠線が表示され、マウスを離すと、枠線以外の部分がカットされます。


同じように左端をマウスでつかんで、右に移動し放すと反対側からでもカットすることが可能です。


左側に隙間ができているので、マウスで動画をクリックしたまま左に移動させましょう。


動画ファイルを途中で分割する方法
長すぎる動画ファイルをカット編集する時は、『分割』が便利です。
動画ファイルの分割したい位置の少し上(黄色いタイムコードの辺り)をクリックして、赤い縦線(再生ヘッド)を移動させ、右クリック→『分割』。


分割しいらなくなったファイルがでた場合はファイルを選択し右クリック→『削除』。

動画ファイルの位置を入れ替える方法
次に、タイムライン上の動画ファイルの位置を入れ替える方法を解説します。
3つ目のファイルを、1つ目と2つ目の動画ファイルの間に移動させてみましょう。3つ目のファイルをマウスでクリックしたまま、1つ目の後ろで放してください。

すると『上書き』『挿入』『挿入してすべてのクリップを移動する』『クロスフェード』が表示されます。
ここでは『挿入』を選択。

動画の位置が移動しました。

複数のビデオトラックを使う方法
PowerDirectorのタイムラインには初めから3本のビデオトラックが表示されています。
タイムライン左端をみると、上から『ビデオトラック1』『ビデオトラック2』『ビデオトラック3』が表示されています。
この中の『ビデオトラック2』に試しに動画を入れてみましょう。

すると画面右上のプレビュー画面上で、『ビデオトラック2』の動画が表示されます。

タイムライン上の優先度として、『ビデオトラック1』よりも『ビデオトラック2』が採用されるわけです。
ピクチャインピクチャを作る方法
ビデオトラック2に挿入した動画をクリックし、プレビュー画面上の左上の白丸ボタンを押したまま、右下に移動させましょう。

小さくなった動画の中央辺りをクリックしたまま、少し左上に移動させましょう。


タイムラインを再生する方法
さて、ではここで、タイムラインで編集した動画ファイルを一度再生してみましょう。
画面右上にある再生ウィンドウ下にある三角の再生ボタンをクリックしてください。再生が始まります。

タイミングなど気に入らなければ、タイムラインを修正しつつ、再生、編集してみてください。
ソフトの動画が遅い・重い場合の対処方法
動画編集ソフトはパソコン環境によっては動作が非常に重くなる場合があります。もしここまでの作業で、動作が重いなと思ったら、以下の方法を試してください。
プレビュー画面上で右クリック→『プレビュー解像度(フルHD)』を、フルHD以下に設定。

プレビュー画質を落とすことで、プレビュー時のパソコンの負担を大幅に軽減することができます。(高)くらいまでであれば、それほど気にせず編集できます。
またプレビュー画質を落としても、書き出し時はキレイになるので気にせず調整しましょう。
プロジェクトを保存する方法
せっかくここまでタイムラインを作ったので、設計図であるプロジェクトを保存しておきましょう。
画面左上のメニュー『ファイル』→『プロジェクトに名前を付けて保存』をクリック。好きな場所に保存してください。


動画編集はパソコンのパワーを多く使うため、たまにソフトが停止したり、突然終了したりすることがあります。こまめに上書き保存するようにしましょう!
次の記事では、BGM音楽の挿入方法と、音声の調整について解説します。また次の記事でお会いしましょう!
PowerDirectorcの使い方記事一覧
■Mac用PowerDirector記事(1)ソフトウェア・機能の紹介
(2)基本的なカット編集
(3)BGMの挿入方法と音量調整、フェードイン・アウト設定
(4)テキストテロップの挿入方法
(5)トランジションの挿入方法
(6)ピクチャインピクチャ(ワイプ)、グリーンバック透過
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