【やる夫で学ぶ動画制作入門 ~結婚式編~】
第1話「結婚式の招待状」
第2話「ビデオカメラも予算もない!」
第3話「どんな動画を作ればいいの?」
第4話「メッセージ動画を作ろう!」

やる夫の家

やる夫「ふう、今日も徹夜でゲームをしてしまったお……」

やる夫「しかし、最近のブラウザゲーは、シンプルながらもなかなかよく練りこまれているんだお……」
LINE「ぴこーん」

やる夫「ん? 誰かからLINEが来たようだお」

やる夫「これはなつかしいお。大学時代の同期だったできる夫からだお」

できる夫

やる夫「えーとなになに……」

やる夫「えっ! なんだってお……!!

やらない夫の家

やらない夫「また徹夜してしまった……。常識的に考えて体力も限界だろ……ん?」
謎の声「うおおおおぉぉぉぉ!!!!」

やらない夫「なんだ、この声?」


やらない夫「いきなり何してくれてんだ、てめぇ……!」
やる夫「ぐ、ぐるじいんだお……!」

やる夫「本当に申し訳ありませんでした。もう二度とこのようなことはいたしません……」

やらない夫「一度でもしたらもう終わりだろ常識的に考えて……。それで一体何のようなんだ?」

やる夫「やらない夫は、本当に何も知らないんだお。大変な事件が起こっているというのに」

やらない夫「事件? 一体何があったんだ?」

やる夫「やらない夫はLINEをやっていないのかお? さっき、なんとあのできる夫から連絡が来たんだお」

やらない夫「LINEはやっているが、さっきまで徹夜で仕事をしてたんでな……。それで、できる夫からなんてきたんだ?」

やる夫「なんと、あのできる夫が、今度、結婚するっていうんだお!」

やらない夫「おお、ついに結婚か……。それはめでたいだろ。常識的に考えて」

やる夫「ついに……? てことは、もしかして、やらない夫は、相手が誰だか知っているのかお?」

やらない夫「え……? お前、まさか何もしらな――、いや何でもないだろ、常識的に考えて」

やる夫「ヘンなやらない夫だお?」

やる夫「そんなことより、やる夫は、親友であるできる夫のためにプレゼントを用意したいんだお」

やらない夫「お前にしてはいい考えだろ。で、何を贈るんだ?」

やる夫「動画だお!」

やらない夫「どうが?」

やる夫「そうだお! よく結婚式で流れる、2人のための祝福の動画を作ってプレゼントしてあげるんだお!」

やらない夫「なるほどな……。だが……」

やる夫「なんだか、さっきからやらない夫は様子が変だお? 何かあったのかお?」

やらない夫「い、いや、何でもないだろ。常識的に考えて」

やる夫「それならいいんだがお……?」

やらない夫「…………」

やる夫「でも、やる夫は動画を作ることができないんだお」

やる夫「なぜなら、1日23時間は艦コレに費やさねばならないというノルマがあるからだお……」

やる夫「だから、やらない夫をうまいことだまくらかして、動画を作らせようと考えているんだお」

やる夫(動画制作のプロである、やらない夫なら何かいいアイデアがあると思ってきたんだお!)

やらない夫「本音と建前が逆だろjk……!
やる夫「ぐぇあ」

やらない夫「まあ、いいだろ。めでたい話しだしな……」

やる夫「さすがやらない夫だお! これで、結婚式の参加費が浮くんだお!」

やらない夫「参加費が浮く? 一体どういうことだ?」

やる夫「うっ! つい口がすべってしまったんだお……! まさか、できる夫に出し物を用意するから、参加費は全部ただにしてくれと交渉したなんて口が裂けてもいえないんだお……」

やらない夫「裂けてもいい口ってのは、この口のことか?」
やる夫「アババババ……! また心の声が表に出てしまったんだお……!」

やらない夫「ほんと、お前は非常識なやつだろ……。だから、あの子も、お前のことを……」

やる夫「ん? 今何かいったかお?」

やらない夫「いや、何でもないだろ。常識的に考えて……」

やる夫「じゃあ、さっそく動画制作のプロである、やらない夫に動画の作り方を教えてもらうんだお!」
次回、「やる夫で学ぶ動画制作入門 第2回機材は何を使えばいいのか?」お楽しみに!
【やる夫で学ぶ動画制作入門 ~結婚式編~】
第1話「結婚式の招待状」
第2話「ビデオカメラも予算もない!」
第3話「どんな動画を作ればいいの?」
第4話「メッセージ動画を作ろう!」