こんにちは! 動画の作り方講師のウチムラワタル(hamochiku旧姓フクモト)です。
動画編集ソフトの使い方が分かっても、
動画編集がうまくなるわけではありません。
しかし、動画編集の練習をするにしても、
まず動画を撮影にしなければならないし、
何を撮ればいいか、すぐには分からないものです。
そこで、今回は、動画の作り方を気軽に学べるように
「紙」と「ペン」だけで学ぶ
「紙ペン動画編集」の方法を解説します。
■紙ペン動画編集の応用編
この記事の目次
用意するもの
紙とペン、それからハサミを用意してください。
紙ペン動画編集の準備
紙を折りたたんで、好きな大きさにしてから
ハサミで切りましょう。

こんな感じに切れました。

紙には、「ドアをあける」2枚、
「いえ」「げんかん」「かいだん」
「じぶんのへや」と書いてください。


これで、紙ペン動画編集の準備完了です!
紙を並べ替えてみよう
まずは、この6枚の紙を使って動画の構成を考えてみましょう。
この6枚の紙を並べ替えて、
「家の外から、自分の部屋に戻ってきた」
と、編集してみてください。

いかがでしょうか?
うまく並び替えることができましたか?
必ずしも同じ並びではないかもしれませんが、
こういう並びはどうでしょう?
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「いえ」→「ドアをあける」→「げんかん」
→「かいだん」→「ドアをあける」→「じぶんのへや」。
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この流れで問題なく、
「家の外から、自分の部屋に戻ってきた」を
表現できていると思います。
小学生でもできるような
ただの並べ替えですが、
実は、これが「動画編集」なんです。
いらないシーンをカットしてみよう
紙を並べて構成を作ることができたと思います。これを「粗編集(あらへんしゅう)」といいます。
要は、とりあえずざっくりシーンを並び替えることですね。
そこからいらないものをカットして、1本の動画を作っていくわけです。
では、さっそく、いらないシーンをカットしてみましょう。
よくよく見てみると、この6枚
必ずしも全部ないと、ダメなわけではありません。

試しに、6枚の紙を
1枚だけ減らしてみてください。
動画の内容は、
「家の外から、自分の部屋に帰るまで」
これを動画で表現するには、
どのカットが必要で、どのカットが必要ではないのでしょう?
例えば、「げんかん」はどうでしょう?
ドアをあけたあとに、かいだんをのぼるカットがあれば、
問題はないと思います。

また、後半の「ドアをあける」を
カットしてもよさそうです。

このカットがなくても問題ないですし、
さらにドアをあけるカットは、一度2番目に使っているので、
飽きちゃいますよね。
と考えると、カットするのは、
1枚でなくても大丈夫なようにも思えてきます。
例えば、
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「いえ」→「かいだん」→「じぶんのへや」
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を残してみるとどうでしょう?

実際、撮影する時は、
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(1)子どもが走って家に入っていく
(2)すごい勢いで、かいだんをあがる
(3)子ども部屋に到着!
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こう考えてみると、
何の違和感もない流れだと思います。
あとは、撮影したものを並べれば、
1本の動画の完成です。
絶対に必要なシーンは何なのか考える
では、次に絶対に必要なシーンについて考えてみましょう。私の場合、「何をカットすべきなのか」ではなく、
「どのカットが絶対に必要なのか」をまず考えます。
「家の外から、自分の部屋に帰るまで」がテーマであれば、
「いえ」と「じぶんのへや」は必須です。

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子どもが走って家の前にくる→子どもが自分の部屋に入ってくる
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これは、これで成立しますよね。
ただ、「子どもがものすごく急いでいる」のを表現したければ、
間に、「階段をすごい勢いでかけあがる」を入れてもOKです。
紙ペン動画編集のおさらい
(1)紙を並び替えて、ざっくり構成を考える
(2)いらない紙はカットする

次回は、もう1歩先に進んだ「紙ペン動画編集」
というわけで、「紙ペン動画編集」の方法を解説しましたが、いかがだったでしょうか?
次回は、紙ペン動画編集の応用編を
解説したいと思います。
この企画、好評であれば、
いつか都内あたりで講座開きたいと思っています…。
もしご興味あれば、コメント欄に
参加したいだとか、興味あるだとか書いてもらえると、
私もやる気が倍増しますので宜しくお願いします(笑)
それでは、お疲れ様でした!
また次の記事でお会いしましょう。