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動画用マイク入門 選び方

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動画用マイク入門
管理人ウチムラワタル

こんにちは! 動画の作り方講師のウチムラワタル(hamochiku旧姓フクモト)です。


今回は動画用のマイクの種類とその選び方について、動画初心者やYouTuber向けに分かりやすく解説します。この記事に使っている機材の写真はすべて私がレビュー用に購入したものです。


※この記事は『動画の作り方入門』記事の『動画用マイクについて』の詳細記事です。まだ動画の作り方入門記事をご覧になっていない場合は、そちらを先にご覧ください。


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 ┣動画ジャンル別マイクおすすめ
 ┣動画用マイク種類別おすすめ
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動画ジャンル別マイクおすすめ

動画のジャンル別に合わせたおすすめのマイクをまとめました。
動画ジャンル別マイクおすすめ

 ┣動画におすすめの1万円以下のリーズナブルなマイク
 ┣iPhone用動画におすすめの1万円以下のリーズナブルなマイク
 ┣ゲーム実況動画におすすめのマイク
 ┣トーク動画におすすめのマイク
 ┣料理動画におすすめのマイク
 ┣歌・カラオケ動画におすすめのマイク
 ┣楽器演奏動画におすすめのマイク
 ┣商品紹介動画におすすめのマイク
 ┣教育動画におすすめのマイク
 ┣Vlog動画におすすめのマイク
 ┗家族・友達・恋人動画におすすめのマイク



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動画用マイク種類別おすすめ

マイクの種類別におすすめをまとめました。
動画用マイク種類別おすすめ

 ┣PC用USBマイクおすすめ一覧
 ┣ヘッドセットマイクおすすめ一覧
 ┣iPhone用マイクおすすめ一覧
 ┣ダイナミックマイクおすすめ一覧
 ┣コンデンサーマイクおすすめ一覧
 ┣ピンマイクおすすめ一覧
 ┣ガンマイクおすすめ一覧
 ┗無線マイクおすすめ一覧



動画用マイクの種類(1)

ここでは動画用マイクを電源供給方法別に解説します。まず感度の低い『ダイナミックマイク』と、感度の高い『コンデンサマイク』、そして安価で手に入りやすい『エレクトレットコンデンサマイク』の3種類があります。

マイクの感度について

細かい説明は省きますが、感度はマイクの音質ではありません。マイク感度が高いと幅広い周波数を拾うことができる反面、小さなノイズまで拾ってしまいます。一方、感度が低いと、雑音など環境音を拾いにくいですが高音域はやや苦手です。



ダイナミックマイク

電源不要で頑丈な低感度マイクです。ライブで使われることが多いです。感度が低いので雑音に強く、環境音をカットできます。

Behringerダイナミックマイクロホン

比較的安価で手に入ります。外出時や、動きの激しい収録などで使うと良いでしょう。あとなぜ電源不要かというと声の振動で発電しているからです。


マイクの種類:ボーカルマイク、インタビューマイク
環境:雑音のある場所、近くの物を撮る場合


おすすめのダイナミックマイク


コンデンサマイク

48Vなどの電源が必要で繊細な高感度マイクです。高音域に強く、スタジオの楽器録音や、ドラマ、映画などで使います。感度が高いので、環境によっては細かいノイズや振動を拾ってしまいます。

Behringer B-1コンデンサーマイク

比較的、値段が高いです。雑音の少ない場所での録音におすすめです。ただし、48Vファンタム電源対応のオーディオインターフェイスか、ミキサー、対応しているビデオカメラを用意しなければいけません。またハウリングしたり、ノイズを拾いやすいので扱いが難しいです。


マイクの種類:ガンマイク、楽器用マイク
環境:スタジオなどの静かな場所


おすすめのコンデンサマイク

コンデンサマイクの電源の種類

電池内蔵

マイク内の電池を使って動くタイプです。


ファンタム電源

コンデンサマイクなどに必要な48Vの電源のことです。業務用ビデオカメラ本体からや、ミキサーなどから給電します。パソコンとの接続はUSBのオーディオインターフェイスを使います。業務用に多いです。


電源不要のダイナミックマイクをファンタム電源につなぐと壊れるので注意しましょう。大丈夫だという説もありますがリスクがあると覚えておいてください。




エレクトレットコンデンサマイク

プラグインパワー電源で動く比較的安価なマイクです。パソコンのヘッドセットやハンドマイク、ピンマイクなど。

ソニー エレクトレットコンデンサーマイクロホンECM-PCV80U

接続方式は3.5mmミニプラグかUSB端子。


よく「コンデンサマイク」と書いてあるコンデンサマイクっぽい商品があります。しかし、USBや3.5mmミニプラグのものはエレクトレットコンデンサマイクなので厳密にはコンデンサマイクとは別物です。


エレクトレットコンデンサマイクの電源の種類

マイク端子からのプラグインパワー

カメラやパソコンの電源を使って動くタイプ。プラグインパワー対応カメラのみ使用可能。家庭・一般用に多い。



USB端子からのプラグインパワー

USBにつなぐだけで電源が供給されます。ハンドマイクなど。




動画用マイクの種類(2)

次に動画用マイクをさらに細かく分類しておきます。まず大きく分けて以下の3通りです。


(1)内蔵マイク
(2)外部マイク
(3)外部レコーダー


(1)内蔵マイク

基本的にはどのビデオカメラにも内蔵の簡易的なマイクはついています。しかしあくまで簡易的なので音質は悪く、周囲の環境音も拾ってしまいます。またカメラから離れるとキレイに音を撮ることができません。

ソニービデオカメラ内蔵マイク

もし内蔵マイクで録音する場合は、(1)なるべくカメラマイクに近づく、(2)音が割れない程度の大きな声でハッキリと話す、ようにしましょう。



(2)外部マイク

  • ヘッドセットマイク
  • ウェブカメラ付属マイク
  • 会議用マイク
  • ハンドマイク
  • アームスタンドマイク
  • ガンマイク
  • ピンマイク有線
  • 無線マイク

内蔵マイクで満足できない場合は外部マイクを使うことを検討しましょう。

ヘッドセットマイク

ヘッドフォンと一体化したマイクです。USB接続や、3.5mmミニプラグのものがあります。

サンワサプライUSBヘッドセットMM-HSUSB16W

安価で音質がそこそこなものが多く、使いやすいマイクです。動画用としては、パソコンにつないでゲーム実況などで使います。


おすすめのヘッドセットマイク


ウェブカメラ付属マイク

USBウェブカメラ自体に内蔵された簡易的なマイクです。

Logicool HDプロ ウェブカム c920r

値段はカメラによります。音質はあまりよくないと思っていいです。これを使ってパソコンゲームの実況なども可能ですが、あくまで補助的なものだと思ってください。



会議用マイク

周囲の音を拾う複数の人が同じ部屋にいる時に便利なマイクです。

サンワサプライフラットマイクMM-MC23

これを使えば、複数の人の声を撮れるので、室内や車内などの会話やゲームの様子など撮ることができます。1人で使うには向いていません。



ハンドマイク

手で握っても良いマイクです。歌やインタビューなどで使います。

SHUREコンデンサーマイク SM63L


アームスタンドマイク

可動式のアームスタンドマイクです。先にはマイクホルダーの種類によりますが色々なマイクを取り付けることができます。

アームスタンドマイク


ガンマイク

離れた特定の位置の音だけ録音するマイクです。周囲の環境音は入らず、狙った音だけを録音する時に便利です。

Sennheiser MKE 600

値段は安価なものから高価なものまであります。電池式のものと、プラグインパワーといってカメラ本体からケーブルを通して給電するタイプ、そしてXLR接続でファンタム電源から供給されるタイプがあります。


おすすめのガンマイク


ピンマイク有線

細いコードにクリップのついた、主に声を録音するマイクです。

RODESmartLav+ピンマイクSMARTLAVP

値段は安価なものから高価なものまであります。有線ピンマイクの場合はカメラからあまり離れることができないので不便です。ただしその分安価なので、録音機を別で使うなど、うまく使えばかなり便利なマイクです。


おすすめのピンマイク

無線マイク

ワイヤレス受信機と送信機にピンマイクがついたセットです。

SONY UWP-D21ピン無線マイク

値段は最低3~6万円くらいで高価。離れた場所の音をクリアに録音できるので、カメラから離れて動き周る場合に活躍します。内蔵バッテリータイプや、単三電池で動くものがあります。


接続はXLRピンか、3.5mmミニプラグで接続できます。


おすすめの無線マイク


(3)別撮り

専用の別の録音機材で録音する方法もあります。編集する時に画とあわせる必要がありますが、音質にこだわる方にはおすすめの方法です。

ボイスレコーダー

高音質な録音が可能な録音機です。ボイスレコーダーと有線ピンマイクを使えば、高価な無線マイクがなくても高品質な音を録音することができます。またカメラ本体での録音より高品質な音を録音することもできます。エレクとレットコンデンサマイク対応の場合もあり。

TEAC リニアPCM/ICレコーダー DR-05



その他の音声機材

USBオーディオインターフェイス

ファンタム電源が必要なマイクは、XLR端子マイクをパソコンにUSBで接続できる機械です。コンデンサマイク、ダイナミックマイクとパソコンを接続する時に使います。

USB-XLSオーディオインターフェイス
Steinberg USB2.0 オーディオインターフェース UR12

ミキサー

複数のマイクをまとめたり、音量調整、ファンタム電源供給などができる機械。

オーディオミキサーBEHRINGER XENYX 1002B



動画用マイクの選び方 3つ+αのポイント

動画用マイクの選び方ですが、以下の3点が重要です。

(1)マイクの音質
(2)マイクの録音環境
(3)マイクの接続方法
(α)値段


(1)マイクの音質

動画は画と音の組み合わせでできています。よく画質の方が重要だ!と思っている方がいますが、動画で重要なのは音です。


多少、画質が悪くても音が良ければ動画は成立します。しかしいくら画質が良くても音が何を言っているか聞こえないと動画として成立しないのです。


もちろん、歌をキレイに撮りたい、自然の環境音をキレイに撮りたい、などの場合は高音質マイクを使うべきです。しかし、色々な音が混ざったゲーム実況や、ちょっとしたおしゃべりだけであれば絶対に高音質でなければいけないわけではありません。必要最低限の音質が保てれば良い場合もあるのです。


まずよく分からない場合は、とりあえず内蔵マイクや格安マイクで音を撮ってみましょう。それでもし「この動画ではもっと音をキレイに撮らないとダメだな」と思ったら、さらに高音質なマイクを検討してみてください。



(2)マイクの録音環境

静かな室内での録音と、騒がしい街中での録音では、使うマイクが変わってきます。いくら高品質なマイクでも使う場所を間違えれば、うまく音が撮れない場合があります。


例えば静かな室内では高感度マイク。騒がしい街中ではピンマイクやインタビューマイク、などです。


この時重要なのがマイクの指向性です。


マイクの指向性について

マイクの指向性とは「どの角度・範囲の音まで拾うか」をあらわす言葉です。


無指向性(オムニ/ノンディレクション)

周囲の音すべてを録音できるマイクです。複数の人の声を録音する場合など。会議用のステレオマイクなど。


単一指向性(カーディオイド)

ひとつの方向の音を録音できるマイクです。ライブでの歌など。ボーカルマイクなど。


その他、単一指向性より若干広い範囲の音を拾うサブカーディオイド。単一指向性よりさらに狭い範囲と背面の音を拾う指向性(スーパーカーディオイド)。さらに狭く背面感度が高い超指向性(ハイパーカーディオイド)などがあります。


双指向性(ツインディレクション)

前後の音を録音できるマイクです。ラジオや対談。リボンマイクなど。



(3)マイクの接続方法

マイクの接続方法はものすごく大事です。自分の持っているビデオカメラやパソコンに対応していないものを買うと、まったく使えない場合があります。必ずマイクを買う前に、マイクの接続方式を知っておきましょう。


マイクの接続環境

以下、録音する機材別のマイクとの接続方法です。

録音先 マイク入力
ビデオカメラ
一眼レフカメラ
3.5mmミニプラグ、外部オーディオインターフェイス(XLR)
パソコンWindows
(マイク端子有り)
3.5mmミニプラグ、USB端子、外部オーディオインターフェイス(XLR)
パソコンWindows
(マイク端子なし)
USB端子、外部オーディオインターフェイス(3.5mmミニプラグ、XLR)
パソコンMac USB端子、外部オーディオインターフェイス(3.5mmミニプラグ、XLR)
iPhone/iPad ライトニング端子、外部オーディオインターフェイス
アンドロイドスマートフォン/タブレット 3.5mmミニプラグ


接続端子の種類

USB

USBで接続できるマイクは最近増えています。パソコンとの接続。

USB接続マイク


3.5mmミニプラグ

家庭用でよく使われているプラグインパワー対応の端子です。家庭用ビデオカメラ、一眼レフカメラなど。上が通常の3極端子、下はスマホ用の4極端子。

3.5mmミニプラグマイク接続


XLR

業務用の端子。がっちり接続できるので安定しています。業務用ビデオカメラなど。

XLRマイク接続


ビデオカメラとマイクを接続する方法

家庭用ビデオカメラ/一眼レフカメラの場合

家庭用のビデオカメラや一眼レフカメラの場合、3.5mmミニプラグをマイク端子に接続するのが普通です。


しかし問題なのが、家庭用ビデオカメラのマイク端子はプラグインパワー対応であることが多いです。すると電源不要のダイナミックマイクは使用できないことになります。また48Vのコンデンサーマイクも電力不足で使えません。


つまり、家庭用ビデオカメラの場合は、低電力で動くプラグインパワー対応マイクのみ使えるということです。


ただし中にはダイナミックマイクであってもプラグインパワーの電力をカットする保護機能がついている商品もあります。どうしてもダイナミックマイクを使いたい場合は使う前に必ず確認しておきましょう。



業務用ビデオカメラの場合

XLR端子がある業務用ビデオカメラの場合、電源不要のダイナミックマイクは48V電源はオフのまま、XLR端子にマイクを刺してください。


電源が必要なコンデンサマイクの場合は48V電源をオンにして、XLR端子にマイクを刺してください。




パソコンとマイクを接続する方法

USB対応マイクの場合

パソコンとマイクをUSBで接続するだけです。



3.5mmミニプラグの場合

パソコンのマイク入力(ピンク色であることが多い)に差し込みましょう。


パソコンによってはマイク入力がない場合があります。その場合は外付けのUSBオーディオインターフェイスを接続するか、USBマイクを使いましょう。ただし音質が良くない、音量が小さいなど品質に問題がある場合があります。基本的に、パソコンにマイク端子がない場合はUSB対応マイクがおすすめです。

CreativeSoundBlasterUSBオーディオインターフェースSB-XFI-SR5R2


ダイナミックマイクXLR端子の場合

XLR対応のUSBのオーディオインターフェイスを使いましょう。この時、+48Vの電源を付けると、電源不要のダイナミックマイクは壊れるので注意してください。

USB-XLSオーディオインターフェイス
Steinberg USB2.0 オーディオインターフェース UR12


コンデンサマイクXLR端子の場合

コンデンサマイクの場合、ファンタム電源が必要です。USBオーディオインターフェイスにXLRで接続し、+48Vの電源をつけてください。もしくは最初からUSBマイクを使いましょう。

USB-XLSオーディオインターフェイス
Steinberg USB2.0 オーディオインターフェース UR12

iPhoneと外部マイクを接続する方法

iPhoneとライトニングUSB変換と外部USBマイク接続

iPhoneにマイクを接続する時は以下の5通りの方法があります。


(1)ライトニング端子対応マイクを使う
(2)変換アダプタを使って4極の外部マイクを使う
(3)変換アダプタを使って3極の外部マイクを使う
(4)ライトニングUSB変換を使って外部USBマイクを使う
(5)USBのファンタム電源とマイクを使う


詳しい内容はiPhoneに外部マイクをつなぐ方法をご覧ください。


アンドロイドスマートフォンと外部マイクを接続する方法

RODESmartLav+ピンマイクSMARTLAVP

アンドロイドスマートフォンにマイクを接続する時は以下の2通りの方法があります。


(1)4極の外部マイクを使う
(2)変換アダプタを使って3極の外部マイクを使う


詳しい内容はアンドロイドスマートフォンに外部マイクをつなぐ方法をご覧ください。


(α)マイクの値段

最後にマイクの値段も重要です。無理をしていきなり高価なマイクを買っても、結局使わない、なんてこともあります。不安な方は、まずはお試しで、数千円程度の格安マイクを検討するのもありです。安いものでも、目的や環境と合えば内蔵マイクよりずっとキレイに音が撮れます。


しかし「いや!これからたくさん動画を作るぞ!」という方、もし予算があれば、初めから高品質で高価なマイクを買ってももちろんOKです。ただしあまりに高価なマイクは、編集環境や圧縮、視聴者の視聴環境によって、実際の音質を再現できない場合もあります。オーディオは深みにはまると抜け出れなくなるので、よく考えて検討してみましょう。



その他マイク関連用語

ポータブルミキサー

外出時に使えるミキサー。電池式であることが多く、けっこう重い。



ショックマウント

マイクの微妙な揺れを減らしてマイクノイズを軽減できる。



ウインドシールド風防

外の風のビュービューオンを軽減できる。



ポップガード

口からでる風を防いで、ポップノイズを軽減できるガード。

  • この記事を書いた人

ウチムラワタル(旧姓フクモト)

株式会社ドウガテック代表取締役。動画の作り方ティーチングスペシャリスト。映像制作会社や医療系ウェブメディアでの動画担当、東証一部上場企業でウェブマーケティング、ディレクターを担当。国内最大級の動画の作り方入門サイト『カンタン動画入門』を2012年から運営。毎月25万人以上が訪問するまでに成長。動画の制作や教育だけでなく、ウェブを使ったプロモーションにおいてもプロフェッショナル。2016年に東京から九州に移住し、『カンタン動画入門教室』を主催。地方自治体や企業、大学、高校、一般向けに動画の作り方教室を行い、生徒数は100名以上。大学非常勤講師など。

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